さるのかんづめ

私はウェア類にメーカー名を入れるのはあまり好きじゃなかった。
いや、もちろんＴシャツ位なら、私だって人並みには持っている。
そうじゃなくて、着る期間の長くなる、ジャケットとか、革関係のものには絶対に入れたくなかったのである。
だって、ある日突然、バイクを買い替えるかも知れないでしょ。
バイクはＡ社でウェアはＢ社っていうのは、本人的にはちょっとなー、と思っていたのだ。
そう、バイク買い換えの欲望はある日突然、思わぬカタチでやってくるのだ。

現に、中型免許を取って以来、十ン年もヤマハ車だったにも関わらず、
音叉マークの入ったウェア類は一着も持ってない。
それどころか、最初に作ったツナギには、自分の名前を入れたりしたのだが、
6,7年前に作ったツナギには、レースに出るワケじゃないし、と、のっぺらぼうの(^^;)ツナギにした。

その私がこの体たらくである。
ダンナが赤いドカに合わせてツナギを作った時に、のっぺらぼうだったツナギの袖と背中にバッチリDUCATIと入れたのだ。

なぜか？

乗り始めて3ヶ月位だったと思う。
ハンドルの切れ角のない、走ることに特化したバイク。
私は多分、もうドカから離れられない。
こんな楽しいバイクは他にない。

そう思ったから。

今や、ジャケット、Tシャツ、フリース、etc...とドカのウェアのオンパレードである。(^◇^;)
しかし、足の短い私には一抹の不安がある。
この先乗り替えようとして、果たして足の届くバイクはあるのだろうか・・・。
ふむ。