さるのかんづめ

宿はこんなトコ。

翌朝、昨夜来変わらぬ水の音で目が覚める。
ちっ、誰だよ。日曜の方が天気が良いって言ったのは。
窓をそっと開けると、あれ？どんより曇ってるけど降ってない。
あらー、小川があったんだわ。(^^;)
が、どちらにしろ天気が妖しいのには変わりない。

足は、ブーツ履く時ちょっと痛く、歩くとブーツがかざって痛い。シフトアップはめっちゃくちゃ痛く、足をつくのは問題ない。
これならいけるよ。うん。
それに、走ってるウチに、麻痺したのか、はたまた痛いのに慣れたのか、シフトアップも気にならなくなった。

さて、本日の一発目は霧降高原道路。930円も取る割りには路面は若干荒れ気味。道路は比較的Ｒの大きいコーナーで走りやすそうなんだけど。いかんせん車がつまっててペースは全然上げられなかった。それに料金所の所に、霧・走行注意なんて書いてあるから、いつ霧が出てもいいように、前の車をマーカーにしようとたくらんでいたのだが、霧はほんのちょっとしか出ておらず、作戦意味をなさず。(^^;)
その上、大笹牧場まで8キロってトコからずっと車が数珠繋ぎで、諦めモード。

青柳日光線を左折、県道23を右折して帰るはずが何を血迷ったか左折してしまい、川俣温泉に向かってしまった。(^^;)
狭くてくねくねしてて、面白い道だったけど。
途中、お、もう一寝かし？とおもって寝かしたら、ずりっっっ！とすべって
肝を冷やした。ああ、びっくりした。
奥鬼怒林道の入口で止まって、休憩＆地図見。舗装林道って書いてあるけど、Monster＆Ｒ１で行ったことのない舗装林道はちと怖いし、また日光に戻ってしまい、ルートの大巾変更を余儀なくされるので、パス。
と言うわけで引き返しが決定。

途中のスタンドによってＲ１給油。
おかしいなぁ、もうちょっ走るはずなんだけどなぁ、と言うＳの声を、スタンドのそらとぼけたおじいさんに気を取られ、聞き流してしまった。
この時、この2日の平均燃費を聞いておけば、と思うのだが。そんなこと思いつきもしなかったのであった。

さて、あとは単純に県道23、国道121、県道77、国道461、と乗り継いで東北道・矢板ICと戻りルートなのである。

すごく渋滞している、SAのスタンド。
はぁ。
下のスタンドと2円くらいしか変わらないのにこの渋滞ぶり。
車なんか、並んでるウチにその分ガス食うんじゃなかろうか・・・。(^^;)

上河内SAで長休憩。
ガスを入れようとスタンドに並んで大後悔。しまった、下で入れてくるべきだった。
後悔先に立たず。
この言葉、あとで効いてくるのだよ。

蓮田SAで休憩後、走っていたら突然の雨！結構ドシャドシャ降ってきた。
うわ、どうする？ひとつ高架線をやり過ごし、次の高架線の下に避難。カッパ着ようべぇ、と言おうとしたら、Ｓが困った顔して言うのだ。
蓮田出てすぐ給油ランプがついちゃった。
えっえー、もう？100キロ位しか走ってないのに。
最後のSAだったの？
そう。

うーむ。土地勘のないトコで、ツーリングマップルみたいなおおざっぱな地図しか持ってなくて、下に降りて給油して知ってるトコまで生還する自信は、ない。
新木場まで走れば角ひとつ曲がって比較的すぐスタンドがある。ここなら解るだろう。
問題はＲ１の燃費だ。ここから概算で30kmぐらい？
持つか。持たないか。こりゃカケだな。

しかし、Monsterなら、燃費走行は5000回転ぐらいで走ればいいってわかる。だけどＲ１は？回し気味が良いのか、回転抑えた方が良いのか。
だいたいＲ１の常用回転数って一体いくつ？その時のスピードは？
・・・ええーい、スピード若干抑え気味で一定、これだ。女は度胸だ。行ったれ、行ったれ！

この後、常に後の動向を気にしながら走る。
辰巳Jctを過ぎて、後ろを見るとついてきてる。大丈夫、多分いける。
スタンドについた。
あー、よかったよー。
ダンナに電話で事の顛末を報告、ついでに極端に燃費の悪いことを聞くと、多分燃調が狂ってガスが濃くなっているんだろう、早めにYSPとかに持ってたほうがいいよ。とのことでした。

一日の最後に、何かしらイベント？のある私たちのツーはこのあと１時間後お開きになったのである。

おっと、すっかり忘れてた。
この2日間の走行距離　=　579.5km