日光ツーリング 12006/08/19 09:01

本日の出発点は、ココ、町田にある万葉の湯。

友人S、埼玉在住なのだが、訳あってバイクは川崎に置いてある。
取りに行くのに2時間かかるというので、ここに泊まって出発、と相成ったのである。

当初の予定では那須高原から日光入りする予定だった。
しかし、台風の影響で下界は晴れていても、きっと山の上は霧。
もしかして強風が吹いていたりして・・・。日曜の方が天気良さそうだし。
なんて考えて、関越から足尾銅山にでて日光入りすることに決めた。
Sは半年ぶりに乗るって言うし、峠もなんにもないルートだけど、足慣らしにはいっかぁ、と思ったのだが。

女2人、昨日の夕方から既に集合済み。他に参加者無し。
それに別に行きたいとこがあるわけじゃなし、ルートもラクで短い。
となると、当然朝もゆっくりペースになる。
6時起きの7時出発!と言っていたのが、風呂に入ったり、のんびり朝ご飯食べたりして、気付けば8時になろうとしていた。(^^;)
あらぁ、8時になっちゃったわねぇ。ん〜、行きますか。
というわけで、やっとこツーリングは始まったのである。

日光ツーリング 22006/08/19 11:39

日光田母沢御用邸。

出発していきなり渋滞する16号線に突入。万葉の湯から、八王子バイパスあたりまでずっと渋滞。風呂入ってさっぱりとしたはずだが、あっという間に汗だくに。ふと、この間見たTVで、暑くて流した汗は全然痩せないってやってたのを思い出した。
けっ、タダの汗かよ。よく流れるなぁ、これで1グラムも痩せないなんてちょっと損した気分・・・。

八王子バイパス手前で旧道に降りる。理由は、お金を出すのが面倒だったから。タンクポーチにお金移すの忘れてたの。(^^;)朝一からスムーズに料金所通らないとゲンが悪いじゃないの。

八王子中心部を抜けるまでずっとすり抜け。横田基地を抜けるのにもすり抜け。そうこうしているウチに入間IC。あれ。入間ICって右折で入るんじゃなかったっけ?まあ、入口が変わるって事無いから私の勘違いかな。。。
入間IC入って様子見てると、Sがウィンカー出さずにこちらに向かってくるSも簡単にチケット処理出来たんだなっと、とっとと出発するもS来ない。
あれ、やっぱり止まったんか。ま、いいや、スーパー方向音痴とはいえ、真っ直ぐな高速で迷うこともあるまいて。

程なくSの青い車体再び合流。Sのバイクは97年式、いや98年だったかのR1である。暖気しっかりしないとエンジンストールする、とか、車高が高い、とか細かいトコが初期モデルらしく、今の最新のR1はものすごく乗りやすく、車高もずっと低く、エンジンストールの件も改善されているらしい。
しかしR1はR1なのである。発進時はどうあがいてもSの方が早い。すまん、私が発進させるMonsterはちと遅いのだ。

圏央道、関越と乗り継ぎ、高崎で降りる。県道27から40、ついで国道50号といくが、若干狭くすり抜けが出来ず、車の後ろでずっと我慢。

我慢我慢でやっと国道122、わたらせ渓谷鉄道沿いに出て、道の駅・くろほねやまびこにピットイン。
この道の駅、絶対ただのドライブインだったんだよ、てなトコで可もなく不可もないそば定食を食し、暑さでだらだらしつつ、ふたり、水ばっかり飲んでる。なぜか?だってさぁ、痩せもしない汗かいたからって甘いもの飲んだらいかんでしょう。断固として水かお茶なのだ。(笑)
ちなみにSは太ったなんて全く気にしなくて言い体型。10年前に前にあげた私の20年前のツナギを、いまだ楽々と着ている。ちょっと、いやかなり、うらやましい。
Sは激しい冷え性で、私の言った、砂糖は体を冷やす。と言う言葉を気にしてのことらしい。

さて、やしおの湯にでも寄ってから宿に入ろうか、と言ってたのだが、道がない?看板もなかった。???つぶれた?まさか、ねぇ・・・。
と言うわけで止まったのがここ。
日光田母沢御用邸。
昔の皇族の別荘?だった?らしい。
ここは入るのに坂を上って駐車料金を払わねばならない。妖怪ケチケチババアな私、知っていれば絶対止まらなかったのだが。
思わず入ってゲートが目に入ってひるんだのだが、この坂をバックで下って再び渋滞する車列に入るのは、ちと、怖かった。(^^;)
仕方なく止まったのだが、これはよくある自動システム。ちっとばっかし機械から離れて止まった為、絶対乗ったままチケット貰うのなんて不可能。さらに仕方なく、ニュートラに入れスタンド掛けて、バイクから降りてチケットを貰う。くーっ、面倒。もたもたしてたらブースからおじさんが出てきて、「ゲート、開きませんか?」って。いや、離れたとこに止まったんで・・・、気にしないでください。(^^;)

地図を見ると、私がこっちの方が近いとふんで右折してしまったのだが、こちらの道はやしおの湯へ向かう道とは交差せずに、上空を通ってしまうようだ。あらー。ま、予定変更してここで一息入れることにした。
ここから宿までは30分足らず。時間余るけど良いでしょう。

御用邸にはもちろん入らず、遠くから眺めただけ。
ええ、建築にも、昔の皇族の暮らしぶりにもなーんにも興味ないもので。(^^;)
休憩所に行ってみると、閑散としてる。ソフトクリームを買うと、4時にはお終いなので外で食べてくださいね。と言われる。あらー、早いのねー。

まぁ、ぼちぼち出発って時、その事件は起こった。
移動してスタンドを再び掛けて、跨ろうとした時、Monsterのスタンドが出きっていなかったようで、倒れてきたのである。
「はっ!やべぇ!スタンド、きちんと出てるか確認しなかった!」
音もなく倒れるMonster。
ええっ?音もなく?

はい。Monsterのステップがあたしの右足の内側辺りに・・・。
「う・ぎゃー!」
私の内なる心の叫びが、日光の木々の間に木霊して、消えた。

日光ツーリング 32006/08/19 12:51

Monsterの「激しい」キスマーク。(^^;)

Sに助けて貰ってバイクを起こす。
いやぁ、2人で良かった。(^^;)
すぐ靴下脱いで、被害状況の確認。
う・わー。もう腫れてるよ。
取りあえず、Sの持ってたバンテリンを塗り塗り。

キスマーク辺り、皮膚の表面の感覚がない。ま、そらそーだ。あんな重いものがピンポイントで乗ったんだもの。感覚ぐらいなくならーな。
とにかく宿に行かにゃあならん。
ブーツ履く時、「い゛・で・で・で・で」とすこぶる痛い。
Monsterに乗ると、足ついても痛いし、シフトアップする時がまたこれが痛い。
宿に着くまでの30分足らず、何回「い゛・で・で」を繰り返したかわからん。(笑)

宿に到着すると、同年代?と思われるご夫婦と一緒になる。
びっこひきながら手続きする私を色々気遣っていただき、ありがとうございます。
これ書いてる現在、もう1週間以上立ちましたが、まだ痛いです。(^^;)
でも病院行かなかったです。歩いたり走ったり出来るし、痛いのは表面なので、骨には異常なさそうですから。って、をい。いいんか、それで・・・。
いや、本人がそう言うんでいいんでしょう。(^◇^;)

程なくして、雨が降ってくる。
来る途中、入道雲があったからそのせいだ、にわか雨でしょ、と思っていた。
しかし、その後も雨は降り続く。
げー。日曜の方が天気が良いっていたのに、果たして回復するのか?

さて、宿はアーリーアメリカン調のペンション。
泊まった部屋が和室だったし、食堂も、アーリーアメリカンと言うより、手作りの小さな羊とか、松ぼっくりで作った飾り、コルクで作った楽隊、等々の細々とした手作りものがとても印象的な宿だった。
お風呂はよかった。外はうっそうとした森。リラックスするだろうな、足さえ痛くなかったら。(^^;)
ええ、片足おふろで、片足は洗面器に張った水の中につけてましたから、私、、、。
食事も、オードブル、スープ、サラダ、それに食後のスィーツが食べ放題。
味はまぁ普通だけど。

残念だったのは宿の奥さん。
食事は6時。と言われていたのでその時間に食堂の扉を開けると、支度をしていた奥さんが、ニコリともせず「なんでしょう?」
びっくりして固まっていると、「お食事は6時半からなんですけど。」
あ、そうですか。と引き返してきたが、確かにご主人は6時って言ってたんだけど。
それより何より、なぜあそこで笑顔がなかったのか。
きっとご主人がやりたくて始めたペンションなのだろう。
奥さんは不本意かもしれない。やりたくないのが顔に出ていた。
それでもこの仕事のお陰で生活してるのだ。
どんなに、わがままな客に辟易していても、私たちのように時間前に飛び込んでくる客にうんざりしていても、絶対そういう顔を見せてはいけない。
お客様は神様、なのである。いかに気持ちよく過ごしていただくか、翌朝、また是非来たい、と思って頂くか。それが結局リピーターを増やし、自分たちも豊かに暮らせるモト、だと思うのだが。
このペンション長続きするかな、と思ったのだった。